白鷺三十六景 — No.28
第二十八景
第二十八景
天守の窓辺 鯱瓦と夜景
時を越える視線 / 大天守最上階から南を望む
大天守の最上階から南を望む。ライトアップされた鯱瓦(しゃちほこ)の向こうに広がる煌びやかな姫路の夜景。かつて漆黒だった城下町からの時を越えた変化に、歴史のロマンを感じる絶景です。
物語
大天守の最上階まで登り、南向きの窓から撮影した一枚です。手前にライトアップされた鯱瓦、その後ろには姫路の街の煌びやかな夜景が広がっています。
本当ならば一番上の大棟に乗っている巨大な二対の鯱瓦を撮りたいところなのですが、さすがに屋根に登るわけにはいきませんので(笑)、すぐ窓の向こうに見えるこの鯱を主役に据えました。
瓦自体は修理の際に新しく作り直されたものですが、歴代の城主たちも、これと全く同じ方角から眼下の城下町を見下ろしていたはずです。数百年前の権力者たちが見ていたであろう漆黒の闇と、いま目の前に広がる現代の眩い夜景。そのコントラストに思いを馳せると、時の流れの長さを実感し、非常に感慨深いものがあります。
ちなみに、先ほどのTipsで大天守には「11尾」の鯱がいると書きましたが、昭和の大修理でこれらを新調する際、一番古い江戸時代の鯱(口を閉じたメスの形)をモデルにすべての型をとったため、一時期「11尾すべてが同じメスの顔」になっていたという面白い歴史があります(※現在の一番上の鯱は、平成の修理で正しいオスメスのペアに直されています)。
撮影のヒント
- 場所姫路城 大天守 最上階(南向きの窓)
- 姫路城の秘密大天守には鯱瓦がいくつあるかご存知ですか?一番上の2尾(1対)だけでなく、実は全部で「11尾」も乗っています。連立式天守という複雑な屋根の構造ゆえに、左右非対称の奇数になっているという珍しい特徴があります。
ここで撮る
姫路城 大天守 最上階
34.839, 134.6939
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