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白鷺三十六景 — No.16
第十六景

千姫小径 堀端の錦秋

堀端の紅葉 / 内堀(千姫の小径)沿いにて

姫路城 — 第十六景 千姫小径 堀端の錦秋(千姫の小径(内堀沿い)から、秋の午後)
千姫の小径(内堀沿い) 2025.11.13 · Leica M10 + Summilux 50mm · Photo: Toji Masaya
季節
時間帯
午後
撮影日
機材
Leica M10 + Summilux 50mm

「一体ここはどこだろう?」——この写真を見て撮影場所を言い当てることができる人は、地元の姫路市民でもごく僅かでしょう。城下町の静かな日常と、息を呑むような紅葉が溶け合う、知る人ぞ知る極上の散策路です。

物語

姫路城の西側、内堀に沿って続く「千姫の小径(せんひめのこみち)」と呼ばれる静かな遊歩道。ここは、姫路城の壮大なスケール感とはまた違う、しっとりとした城下町の「風情」を色濃く残す秘密の場所です。

秋が深まると、木々が鮮やかな黄色や燃えるような赤に染まり、静かな水面を彩ります。写真の手前に見える手すりが千姫の小径のもので、そこを流れる澄んだ小川、隣接する小利木町(こりきちょう)の伝統的な町家、そして木々の隙間からひっそりと顔を覗かせる西の丸の西端。これらの要素が一つに溶け合った情景は、まるで一枚の美しい日本画のようです。

大天守が主役のダイナミックな風景も素晴らしいですが、こうした何気ない堀端の風景にこそ、400年にわたって人々の暮らしと共にあった姫路城の「奥深さ」が宿っています。喧騒から離れ、小川のせせらぎを聞きながらこの紅葉を眺める時間は、格別の体験となるはずです。

撮影のヒント

  • 場所内堀沿い・千姫の小径
  • 撮影のヒント画面の手前に小径の手すりと小川を入れ、奥の紅葉と少しだけ顔を覗かせる西の丸を重ねることで、奥行きのある風情豊かな一枚になります。
  • 散策のアドバイス第拾四景(No. 14)の「北勢隠門跡」のすぐ近くです。地図アプリでは少し位置がズレて表示されることがあるため、上記の座標を頼りに、小川のせせらぎを探してみてください。

ここで撮る

千姫の小径(内堀沿い)
34.840715, 134.691696
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