白鷺三十六景 — No.32
第三十二景
第三十二景
蒼天仰角 白壁連峰
白亜の連峰 / 備前丸から天守を見上げる
備前丸から真上を見上げると、青空に向かって幾重にも重なる白壁と黒瓦が、まるで雪を被った連峰のようにそびえ立ちます。大天守5層の軒の美しさと、頂上の鯱(しゃちほこ)までくっきりと捉えた大迫力の一枚です。
物語
先ほどの第参拾壱景(No. 31)で姫路駅方面へと続く現代の大通りを見下ろした「備前丸」の広場から、今度はくるりと振り返って、お城を真下から見上げた構図です。
目の前に圧倒的なスケールでそびえ立つのは、大天守と、そこに連なる西小天守、乾小天守の姿です。お城の足元から見上げることで、大天守の5層に重なる軒(のき)のラインが織りなす、幾何学的で緻密な美しさが際立って見えます。
下から上へと折り重なるように続く白壁と黒瓦のコントラストは、まるで雄大な山脈を見上げているかのようです。そして、その美しい屋根の連なりの一番高い場所、青空に吸い込まれるような大天守の頂上には、城を守る一対の鯱(しゃちほこ)がくっきりと誇らしく飾られているのがわかります。訪れる者すべてを圧倒する、まさに「白亜の要塞」と呼ぶにふさわしい迫力です。
撮影のヒント
- 場所姫路城 備前丸(大天守のすぐ目の前の広場)
- 撮影のヒント広角レンズを使い、手前の石垣から天守の頂上までを一枚に収めることで、その圧倒的な高さと巨大なスケール感を強調できます。
- 視点の楽しみ方右側にそびえる大天守から、左へと連なる西小天守、そして奥の乾小天守。この「連立式天守」の複雑な重なりを下から見上げることで、鉄壁の要塞としての凄みを肌で感じることができます。
ここで撮る
姫路城 備前丸
34.838969, 134.693842
この景を共有