Fragment
皇崗口岸、開く前の曲線
深圳へ行くとき、私はわりと皇崗口岸を選ぶのだが、香港側からはバスでしか行けず、羅湖や落馬洲のような鉄道直結の便利さはないその不便さのおかげか人が少なく、入境も出境も、通関も荷物検査も、拍子抜けするほどするりと終わるところが気に入っているからこそ、Rokidの視力矯正レンズを作りに向かう途中で見上げた新しい旅検ビルの巨大さには少し驚き、いまの静かな皇崗にこれほど大きな器が本当に必要なのかと思いながらも、中国では先に巨大な駅や建物を作り、あとからそこにふさわしい人の流れが生まれていくことがあり、Rokid Glassesで撮った縦広角の写真も上下を切ってみると余計なものが落ち、巨大な曲線だけが意外とうまく収まったように、この建物にもいつか人の流れがうまく収まるのだろうかと考えると、七月開通は少し難しそうに見えるが、扉が開いたらまずは自分の足で中を歩いて確かめてみたい。
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