拉薩・ポタラ宮
世界の屋根といわれるチベット高原、その海抜3600メートルにある拉薩の大地に壮大なスケールで建っているポタラ宮にようやく辿り着きました。
昨日の夕方 拉薩につき、すぐにホテルで眠りましたが、朝になってもまだ高地に慣れず 10歩 歩けば息切れするような状態。
こんな状態で13階、117メートルのポタラ宮に上がる気力はなかったのですが、54時間かけてここに来たこと、多分もう二度とこの地に足を踏み入れることはないだろうという思いから、ない気力を振り絞って上りました。

ポタラ宮とポタラ広場の間を東西に走る通りの名前が「北京東路」「北京中路」ということに北京政府の押し付けを感じます。
もともとはそんな名前ではなかったんだろうと思います。

1994年 ユネスコ世界遺産に登録されました。

入場券の半券はポストカードになっています。
表面はポタラ宮の写真、裏は宛名スペースです。


ポタラ宮の開門の列に並ぶ。ふと横をみると 読経のマニ車を持った可愛らしいチベット人のお婆さんが腰掛けている。
素敵な表情だなと思い、写真を撮った途端、この婆さんが ものすごい剣幕で私のところにきて「いま写真撮っただろ 金よこせ!」と迫られました。チベットも中国だなと再認識しました。

坂道と階段を約300段、標高3,765mまでヒーヒー云いながら なんとか登り切りました。

ここからいよいよポタラ宮に入ります。

ポタラ宮に上がり振り返ると目の前に広がるポタラ宮広場

ポタラ宮を背中に、ポタラ宮広場側を見回すと周囲は6000メートル級の山々が広がります。
写真の女性の頭上にポタラ宮広場のモニュメントがあり、その後ろに連なる山々の左側 遠くに雲が切れたところに雪を被った三角の山があります。これがラサで最高度6300メートルの山なのですが、低すぎて名前が付けられていないそうです。7000メートル以上が1人前の山で名前が付けられるそうです。

下の写真は入口にある四天王の壁画です。
残念ながら、ここを最後に ポタラ宮内部は写真撮影禁止です。

入り口入って右側にあった、青い肌で剣を持つのが増長天、白い肌で琵琶を奏でているのは持国天

赤い肌で仏塔を持つのが広目天、本当はこの右にもう一人いるのですが何故か撮していませんでした。ふらふらだったのでボケていたのでしょう。



下の写真は、標高3,765m、ヒーヒー云いながら昇ったところにあるデヤンシャル広場です。
白い建物が白宮、ダライラマの生活の場でありまた政治を行う場所です。とはいってもご存じのように現ダライラマである14世は亡命していてここにはおられません。
ポタラとは観音菩薩の住むとされる補陀落のサンスクリット語名「ポタラカ」に由来するとのことです。
内部には歴代のダライラマの王座、寝室、肖像画や、壁画、塑像、仏像などが所狭しと陳列されています。
メインは15メートルもある5世ダライラマの霊塔でしょう、この霊塔こそが紅宮(一番上の写真の赤い部分)建立の目的とのことです。ちなみにミイラも安置されています。
ダライラマは観音菩薩の化身、生まれ変わりだといわれています。
歴代のダライラマが亡くなると、チベット中からその生まれ変わりの新しいダライラマ探しが始まります。
様々な占いにより、生まれた方角、日時などを割り出し、使者がそこにいって確認作業を行います。真偽を判定するために、赤ん坊の目の前にいくつかの品を並べ、その中にダライラマの愛用品混ぜ、赤ん坊がそれに愛着を示すことが判定の基準になるそうです。
ところで歴代ダライラマの肖像画はあるのですが、現ダライラマである14世のものはありません。その理由は翌日 チベット人ガイドから聞くことになります。

ポタラ宮の下にあるマニ車と巡礼者たち。巡礼者はポタラ宮を中心に周囲を時計回りに巡礼します。
これを回すことでお経を一回唱えたことになりますが、回す方向が決まっていますので注意してください。
師匠が反対に回そうとしたら、ガイドさんが慌てて制止していましたw

午前中ですが太陽の光が強い、でも乾燥しているので汗かかないんですよね。

拉薩 大昭寺・ジョカン寺
ポタラ宮は一日あたりの拝観者数制限をしているだけでなく、拝観時間も1時間以内と決められています。
午前中に行った我々は昼食前には拝観を終え、それほど距離の離れていないこの大昭寺・ジョカン寺にやってきました。
ここはポタラ宮と並ぶ、チベット仏教の総本山です。


下地図で、大昭寺・ジョカン寺とポタラ宮の位置関係が判ると思います。
赤いポイントからすぐ左上(北西)グリーンの部分に布達拉宮(ポタラ宮)があります。

大昭寺・ジョカン寺の入場券
「大昭寺・ジョカン寺」と書いていますが、なぜ二つの名前?と混乱しますよね。
実は、下に掲載した入場券の表面をクリックして頂くと、漢字表記は大昭寺、ローマ字表記はJOKHANG TEMPLEとなっているのがわかります。これ、中国語名とチベット由来という二つの名前があるからなのです。
正直、漢字表記の方が私にとっても覚えやすく、しっくりくるのですが、現地の人は当然 チベット名称を使います。
このサイトでもタイトルなどは併記、その他は一般的なものというようにしようと思ってますが、若干ブレがあるのはご容赦ください(^-^;


七世紀に建てられたこの大昭寺・ジョカン寺はチベット仏教でも最も神聖な場所であり、多くの巡礼者がジョカン寺の前で五体投地の祈りを捧げています。五体投地とはどんな祈り方なのかは下の動画をご覧下さい。
最後に師匠が写っていますw

ただここも内部は撮影禁止になっておりこのご本尊の写真は撮れませんでした。仕方ないのでNHKのドキュメンタリー番組で紹介されていたのでチョット拝借しました。
ジョカン寺の屋上にあるこの大きな飾りはマニ車をモチーフにしているようにもみえます。
もしかすると実際に回すことができるのかもしれませんが、残念ながらそれをするだけの体力が残っていませんでした。

ジョカン寺の屋上から山側にポタラ宮がみえます。
すぐ手前にある棒はチベットの五色の祈祷旗(タルチョ)が巻いてあります。この旗はチベットを旅していると至る所で見掛けます。

ジョカン寺の前にある大昭寺広場。
上写真にあった棒の全体が判ると思います。この二本の棒とジョカン寺入口の間のスペースでは多くの人が五体投地を行っています。先の動画でも大昭寺広場で五体投地をしている巡礼者がご覧頂けます。

上の大昭寺広場に続くバルコル・八角街には このように五体投地をしながら少しずつ進む巡礼者がたくさんおられます。

最後に、元気いっぱいの師匠と疲れ果てた私の写真を恥ずかしながら記念に上げておきます。
