Fragment
明石焼きのラウンジから、神戸→台北→香港
八月十九日、姫路から遠くて混み合う関空へ出るのにいい加減くたびれていた私は、初めて神戸空港発・台北桃園乗り継ぎで香港へ帰る復路を試したのだが、これがなかなかどうして具合が良く、午前十一時発という余裕のおかげで姫路からのアクセスも楽なら、そもそも客はまばらでチェックインもラウンジもがら空き、しかも新設の国際線ラウンジには明石焼にソバメシ、神戸ワインの赤白からUCCのコーヒーまで並び、兵庫を丸ごとキュレーションしたような品揃えに一人にやにやしてしまい、極めつけはEva Airのカウンターの面々まで揃って親切だったことで、関空のあの人混みで消耗するのとは何もかもが正反対——早起きを強いられず、並ばされず、急かされず、静かに一杯やってから飛べるこの道を、これから香港と姫路を行き来する私の定番路線にしてしまおう。
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