ペトロナス・ツインタワー
マレーシアのクアラルンプールといえば、このツインタワー。正式名はペトロナス・ツインタワーといい、国立ペトロナス石油によって建てられました。高さ四五二メートル、八八階建て。八八階にするところに、中華系文化の流れを感じます。
二十世紀中では世界一高いビルでした。ただし、ツインタワーとしてはいまでも世界一です。形はモスクの尖塔をモチーフにしているとのこと。流石にこの高さなので、街のどこからでも見ることができます。のちに訪れるバトゥ洞窟からでも、しっかりと見えました。

モスクの天窓から
ツインタワーの下にあるKLCC公園と隣接して、マスジッド・アシャキリンというモスクがあります。ガイドの方が丁寧に中を案内してくれて、写真スポットまで教えてくれました。とても豪華で厳粛、気持ちのいい場所でした。


そして、教えてもらった写真スポットがこれです。マスジッド・アシャキリンの天窓から見た、ペトロナス・ツインタワー。先に書いたようにツインタワーの先端はモスクをモチーフにしているということで、このモスクの天窓から観るのは、趣が増すと思うのです。

赤い飾りの残る街
ちょうど旧暦の正月だったことで、街は旧正月の飾り付けがされていました。高架を走るモノレールと、通りに渡された赤い提灯。イスラム教が国教の国で、中華の正月が当たり前に街を彩っているのが、この国らしいところです。


バトゥ洞窟、二七二段の階段
クアラルンプールから電車で一時間ほどのところにある、デカい洞窟です。1982年に洞窟内にヒンドゥー寺院を建設したということで、歴史的な建造物という感じがなく、私的にはちょっと拍子抜け感はありました。しかし洞窟自体は高さが百メートルほどと巨大で、迫力があります。
マレーシアはイスラム教が国教という中、ここは数少ないヒンドゥー教の聖地ということで、興味深いところです。洞窟に入るために登らなければならない二七二段の階段、その横にあるのが五十メートル近い高さのヒンドゥーの軍神(?)ムルガン神像です。とにかく金ピカで圧倒されます。

二七二段を登り切ったところから見えるのが、四億年前にできた鍾乳洞。その大きさに圧倒されます。最後の階段を登った先には本堂がありました。


猿と、振り返った街
この洞窟には様々な像があるのですが、それよりも猿の多さと可愛さのほうに目がいってしまいます。そして洞窟の入口で振り返ると、クアラルンプールの街が一望できます。さっきまで見上げていたツインタワーが、今度は遠くに小さく見えるのが面白いところです。


像はとにかくカラフルで目を引きますね。Batu Caves駅を出るとまず見えるのが、この、よく分からない像。よく見ると、胸を自分の手で開いているように見えます。


バトゥ洞窟の鍾乳洞は壮観です。ただ、それ以外の像は新しく造られた感が満載で、次はもうないかな、というのが正直なところ。とはいえ、四億年の穴を見上げて、猿に気を取られて、振り返れば二十世紀いちばんの塔が小さく光っている——一日でこれだけ振れ幅のある場所も、そうはありません。
