サフランボルの名は、香辛料サフランに由来する。かつて交易の中心として栄えたこの街は、いまもどこか金色の香りをまとっている。赤い屋根と白壁の木造家屋が並び、オスマン帝国の時代そのままの姿で坂道に寄り添っている。

サフランボルの街並み

赤い屋根と白壁が続くオスマン帝国時代の街並み

アラスタ・バザールの魅力

最初に訪れたアラスタ・バザールでは、妻がすっかりその魅力に取り憑かれてしまった。お土産を選ぶ彼女の表情は、まるで子どものように楽しそうだった。

我々が暮らすアジア圏とはまるで異なる色使いとパッケージ。異国のデザインが放つ独特の手ざわりに、こちらの気分まで高揚する。

バザール1 バザール2
バザール3

色鮮やかなサフラン製品と伝統工芸品

フドゥルルックの丘からの夕景

夕暮れ、フドゥルルックの丘に登る。西日に照らされた赤い屋根と、家々の影が織りなすコントラストが見事だった。

ドローンでみたサフランボルの街

ドローンでみたサフランボルの街

ドローンを飛ばして街を俯瞰すると、まるで夕陽そのものが街を抱きしめているよう。展望台のカフェでトルコティーを飲みながら、沈みゆく光をいつまでも眺めていた。

展望台で飲んだトルコティーとコーヒー

展望台で飲んだトルコティーとコーヒー

ヒルトンガーデンイン・サフランボル

宿泊はヒルトンガーデンイン・サフランボル。街の中心から車で10分ほどの場所にある落ち着いたホテルだ。

朝食のあと、庭先に集まる猫たちとしばし戯れる。旅の疲れがふっと抜けていく、そんな穏やかな時間だった。

ホテル1 ホテル2 ホテル3
さて、次の目的地はカッパドキア。奇岩と熱気球の空を目指して、再び車輪が動き出す。